「後藤義光」の出世作が現存する西叶神社を訪れました!
「ふらっと」では、地域の防災・歴史・環境など、活動に関わる知識を深めるために視察研修を実施しています。本年度は、安房三名工(江戸時代から明治にかけて安房地域で活躍した名工:波の伊八・後藤義光・武田石翁)と称され、高崎浜下の屋台や二部の勝善寺の他に、地域内に数多くの作品が残されている後藤義光(後藤利兵衛橘義光)の出世作となった彫刻が現存する神奈川県横須賀市西浦賀の西叶神社「にしかのうじんじゃ」を7月11日に訪れ、義光の偉業を学び作品を拝見させていただきました。
西叶神社は、天保8年(1832)に再建され、義光は「後藤利兵衛光定」の名で、師匠に代わり西叶神社の再建に関わり、5年の歳月を費やして本殿・幣殿・拝殿に230数点余りの装飾彫刻を施しました。拝殿の花鳥彫刻・向拝の龍・棟木を支える力士像の彫刻は見事なものでした。

西叶神社の門は、浦賀港を挟んで東西に位置する叶神社のうち、西側の神社(横須賀市西浦賀)にあります。

西叶神社本殿

西叶神社の説明を受けています。

後藤義光作の天井の彫刻

東西叶神社間等を行き来するポンポン船と船着き場